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チュートリアル12 分2026年3月27日執筆:AIGCDev

JetBrains IDEでACP経由のCursorを使う方法(2026セットアップガイド)

まず結論

使えます。Cursor は 2026-03-04 に ACP(Agent Client Protocol)経由で JetBrains IDE に正式対応したので、リポジトリを Cursor エディタへ移さなくても、IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStorm などの JetBrains IDE 内で Cursor を使えます。

2026-03-27 時点で確認できる最短のセットアップ条件は次の通りです。

  • JetBrains IDE が 2025.3.2 以降
  • JetBrains の AI Assistant プラグインが有効
  • Cursor アカウントが有料プラン
  • ACP agent の利用に JetBrains AI subscription は不要

AI Chat を開き、Install From ACP Registry を選び、Cursor をインストールしてサインインし、まずは小さなリポジトリ作業から試すのが最短です。

何が変わったのか

このガイドを更新すべき理由は、2026 年の公式発表が実際の判断軸を変えたからです。

日付 公式ニュース 実務上の意味
2026-01-28 JetBrains と Zed が ACP Agent Registry を公開 JetBrains で agent を入れる流れが、手動設定中心ではなく registry ベースになった。
2026-01-23 JetBrains が OpenAI Codex を AI Chat に直接統合 JetBrains 内で検討すべき強い agent は Cursor だけではなくなった。
2026-03-04 Cursor が ACP Registry に参加 Cursor を JetBrains AI Chat に直接インストールできるようになった本当のローンチ日。
2026-01-27 Cursor が大規模コードベース向け indexing 更新を公開 大きなリポジトリでの JetBrains + Cursor ACP の実用性が上がった。

重要なのは「Cursor が JetBrains で動くようになった」ことだけではありません。JetBrains の AI Chat が multi-agent の入口になりつつあり、その中で Cursor が有力な選択肢になったことです。

Cursor ACP を選ぶべきか、JetBrains ネイティブ案を先に見るべきか

2026-03-27 時点では、次のように考えるのが実務的です。

こういう場合は Cursor ACP 向き こういう場合は JetBrains ネイティブ案を先に見るべき
すでに Cursor に課金している、またはチーム標準が Cursor 認証や課金をできるだけ JetBrains 側に寄せたい
Cursor の model routing、indexing、agent behavior が欲しい JetBrains AI 上の Codex、ChatGPT ログイン、自前 OpenAI API key を先に試したい
Cursor editor、CLI、JetBrains で同じ Cursor アカウントを使いたい JetBrains 内で強い agent が欲しいだけで、それが Cursor である必要はない
Cursor 独自の usage model を受け入れられる agent 体験の多くを JetBrains 側で管理してほしい

つまり、Cursor はもはや「agent がない状態」と比較する対象ではありません。同じ AI Chat 面の中にある他の agent 選択肢とも比較すべき段階です。

実際に必要な前提条件

2026-03-27 時点で JetBrains と Cursor の公式情報を突き合わせると、必要条件はこうなります。

条件 現在の状態 なぜ重要か
JetBrains IDE のバージョン 2025.3.2 以降 JetBrains が ACP Registry から agent を入れる条件として示している。
AI Assistant プラグイン 必須 ACP agent は AI Chat UI から利用するため。
JetBrains AI subscription 不要 JetBrains は ACP-compatible agents を JetBrains AI subscription なしでも使えると明記している。
Cursor プラン 有料プラン必須 Cursor は JetBrains ACP integration を有料プラン向けとしている。
WSL 現時点では非対応 JetBrains のドキュメントが ACP-compatible agents の制限として WSL を挙げている。

古い記事で「JetBrains 2025.1+」や「JetBrains AI subscription も必要」と書かれていたら、それは現在の情報としては古いです。

JetBrains 内で実際に使えること

Cursor の 2026-03-04 の発表によると、JetBrains integration で重要なのは次の機能です。

  • OpenAI、Anthropic、Google、Cursor の各モデルを選べること
  • セキュアな codebase indexing と semantic search
  • IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStorm など JetBrains IDE 内での agent-driven な作業
  • JetBrains 側の UI / ツール面と、Cursor 側の agent backend の組み合わせ

これは実際のリポジトリ作業に十分使えるレベルですが、Cursor ネイティブエディタと完全に同じという意味ではありません。

セットアップ手順

Step 1: まず IDE とプラグインを更新する

トラブルシュートより前に、次の 3 点を確認してください。

  1. JetBrains IDE が 2025.3.2 以降であること。
  2. AI Assistant プラグインがインストール済みで、更新されていること。
  3. Cursor アカウントが有料プランであること。

registry に Cursor が出てこない場合、原因は IDE バージョン不足か AI Assistant プラグインの古さであることが多いです。

Step 2: AI Chat と agent picker を開く

JetBrains で次の操作をします。

  • AI Chat ツールウィンドウを開く
  • agent selector を開く
  • Install From ACP Registry を選ぶ

Settings > Tools > AI Assistant > Agents から入っても構いません。

ここが重要なのは、現在の推奨フローが registry ベースだからです。registry にない custom agent を追加する場合を除いて、最初から ~/.jetbrains/acp.json を手で編集する必要はありません。

Step 3: ACP Registry から Cursor をインストールする

Cursor を検索して Install を押します。

JetBrains の現在のドキュメントでは、registry install は必要な agent ファイルを自動取得し、必要なら Node.js や Python runtime も管理してくれると説明されています。つまり、昔の手動 ACP 設定よりかなり楽です。

Step 4: 必要な場合だけ MCP を渡す設定を見る

JetBrains 側ですでに MCP ツールを使っているなら、Settings > Tools > AI Assistant > Agents の次の項目を確認してください。

  • Pass custom MCP servers
  • Pass IntelliJ MCP server

とりあえず Cursor を JetBrains で動かしたいだけなら、初日は飛ばしてもかまいません。既存の MCP ツールを Cursor にも使わせたいなら、ここは飛ばさない方がいいです。

Step 5: Cursor アカウントで認証する

インストール後、Cursor を現在の agent として選び、サインインを完了します。

JetBrains は registry agents が認証フローをサポートすると説明しており、Cursor も既存の Cursor アカウントでログインすることを前提にしています。ここでも JetBrains AI subscription は不要です。

Step 6: 境界が狭いタスクから始める

最初から大きな refactor を投げるのはやめた方がいいです。diff を review しやすく、1 回の terminal 実行で検証できるくらい小さなタスクから始めるのが安全です。

最初のテストに向くプロンプト例:

Read this repository and identify where request retry logic is implemented. Do not edit anything yet. Summarize the relevant files first.
In this module, add handling for 429 responses and keep the change limited to the HTTP client layer. Show the proposed edits before expanding scope.
Find duplicated validation logic in this feature and suggest the smallest safe refactor. Do not touch tests yet.

これらが有効なのは、「AI っぽい書き方」だからではなく、変更範囲をはっきり限定しているからです。ACP agent の失敗要因は、モデル性能より task の開きすぎであることが多いです。

「機能を 1 つ書いて」より良い最初の評価方法

Cursor ACP を残す価値があるか判断したいなら、次の順番で試すのがおすすめです。

1. まず repo 理解を試す

最初は read-only に寄せます。

Explain how this feature is structured. List the entry point, the main files involved, and the highest-risk place to edit.

見たいのは、編集前に semantic search と indexing を使って正しいファイルへたどり着けるかどうかです。

2. 次に限定的な変更を 1 つ試す

その次に、範囲を絞った変更を頼みます。

Rename this config field across the project from `maxRetries` to `retryLimit`, but do not change behavior. Update production code only.

見たいのは、リポジトリ全体を巻き込む大改造ではなく、review しやすい小さな diff です。

3. 最後に狭い検証を 1 回だけ試す

その後、IDE 内の流れで検証まで行けるかを見ます。

Run the narrowest available test, lint, or typecheck command for the files you changed, and summarize failures before editing anything else.

見たいのは、コードが動くかどうかを勝手に推測するチャットボットではなく、既存の JetBrains ワークフローの中で検証までやれる coding assistant として振る舞うことです。

この 3 ステップが安定していれば、導入価値はかなりあります。

以前のアドバイスと比べて何が古くなったか

以前の JetBrains ACP ガイドを見たことがあるなら、特に更新すべき点は次の通りです。

  • 本当のローンチ日は 2026-03-04 であり、2026-03-27 ではない。2026-03-27 はこの記事の確認日。
  • 最低バージョンは 2025.3.2+ であり、2025.1+ ではない。
  • Cursor のような ACP agent を動かすのに JetBrains AI subscription は不要。
  • registry install が標準ルートになった ので、手動 acp.json 設定を最初に勧めるのはもう最適ではない。
  • JetBrains にはすでに他の強い agent もある。特に Codex があるので、「Cursor が使えるか」だけで判断する時代ではない。

だからこそ、このテーマは小修正ではなく、前提から更新する必要があります。

Cursor ACP にまだ残る限界

1. Cursor ネイティブと完全同等ではない

Cursor 自身も JetBrains ACP を、より深い integration への土台と表現しています。つまり実用的ではあるものの、Cursor の新機能が常に同じ形で JetBrains に来ると期待しすぎない方が安全です。

2. 大きな repo では indexing の質がまだ重要

Cursor の現在の docs と security ページを読む限り、codebase indexing は自動・増分で進み、ignore ルールの影響も受けます。大規模 repo がうるさいなら、まず generated directory を整理し、.gitignore や .cursorignore を見直す方が先です。

3. コストモデルは Cursor 側のまま

JetBrains 上の Cursor ACP は、JetBrains 専用に別売りされる製品ではありません。あくまで Cursor アカウントとその usage model にひもづきます。個人利用なら、2026-03-27 時点で最小の有料入口は Cursor Pro の月額 20 ドルです。

4. WSL ユーザーは早めに見切った方がいい

JetBrains は現在、ACP-compatible agents を WSL 非対応としています。該当環境なら、公式に非対応と書かれている経路で長く格闘しない方がいいです。

よくある失敗ポイント

問題 よくある原因 まずやること
JetBrains に Cursor が出てこない IDE または AI Assistant プラグインが古い JetBrains 2025.3.2+ に上げ、AI Assistant も更新する
インストール後に課金を求められる Cursor アカウントが Hobby のまま Cursor の有料プランにする
JetBrains AI credits も必要だと思ってしまう JetBrains AI と ACP agents を混同している Cursor 認証を使う。JetBrains は ACP agents に JetBrains AI subscription が不要と明記している
MCP ツールが見えない MCP の受け渡し設定がオフ Pass custom MCP servers と/または Pass IntelliJ MCP server を有効にする
大規模 repo で agent が弱く感じる indexing がまだ不十分、または repo のノイズが多い indexing が落ち着くのを待ち、generated content を除外する
WSL を使っている 公式に非対応 JetBrains がサポートするローカル環境へ切り替える

FAQ

いま Cursor を使うには IntelliJ IDEA や PyCharm を離れる必要がありますか?

ありません。2026-03-04 のリリースのポイントは、Cursor が ACP 経由で JetBrains IDE 内に入ったことです。

JetBrains 内の Cursor ACP は無料ですか?

実用上は無料ではありません。JetBrains 側の AI subscription は不要ですが、Cursor は JetBrains ACP integration を有料プラン向けとしています。

まだ手動で acp.json を編集する必要はありますか?

Cursor に関しては不要です。標準で簡単なのは registry フローです。手動 acp.json は、registry にない custom agent 向けです。

JetBrains 内で Cursor を更新するには?

JetBrains の説明では、更新可能な agent には Settings > Tools > AI Assistant > Agents 内で青いドットが出ます。そこから更新できます。

最初に試すべき安全なタスクは何ですか?

小さな「読んで理解する → 少しだけ変える → 狭く検証する」のループです。まず関連ファイルを挙げさせ、その後に変更範囲の狭い修正を 1 つだけ行い、最後に narrow なチェックを 1 回だけ走らせるのが安全です。

結論

Cursor が JetBrains で使えるようになったのは事実です。そして 2026 年 3 月の今回のローンチが重要なのは、単に「使えるようになった」からではなく、JetBrains が AI Chat を multi-agent の入口へ変えていく流れの中で起きたからです。

実務的なまとめはシンプルです。

  • Cursor の agent stack を使いたいが JetBrains から離れたくないなら、Cursor ACP は有力。
  • JetBrains 内で強い agent が欲しいだけで、認証や課金の柔軟性を重視するなら、JetBrains ネイティブの Codex と比較すべき。
  • ただし、まだ Cursor ネイティブエディタと完全同等だとは考えない方がいい。

この見方の方が、「Cursor が JetBrains で使えるようになった」という一文だけより、ずっと実際の判断に役立ちます。

どの AI コーディングツールにするかまだ迷っているなら、主要3ツールの比較を参照してください。Cursor を使うと決めて、まずサブスクと API のコストを整理したい場合は、AI コーディング料金の比較に予算別の推奨があります。

検証メモ

2026-03-27 に公式ソースで確認:

cursorjetbrainsacpai-codingdeveloper-tools